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2021年2月7日日曜日

2月2日 胸水滞留、胸水穿刺検査

2021/2/2 前日の検査結果説明

   分かった事は右の肺に胸水がたまっていること、心臓は正常で動作しているらしいという事。BNPの値は224と異常には異常だが従前と変わりなし。昨年1月のレントゲンでは肺は正常。昨年7月、9月、11月とMRCP検査を消化器の方で実施してもらったがこの時は発見されていない。最近になり溜まったのか?

   循環器科ドクターは胸水穿刺をして水を採取検査し原因を究明したいという。合わせて水を抜いて体を楽にさせたいとおっしゃる。肺に穴をあけてしまうリスクがあるので胸水がかなり溜まっている今がタイミングとしてはいいという。前の晩、調べてそういうこともありうるかなと思っていたので同意書にすぐにサイン。尿の採取も行う。

   かなり時間を待ち胸水穿刺に呼ばれる。ベッドの端に座りそこに枕を乗せたテーブルを持ってきてテーブルにうつぶせのスタイルを取った。エコーで胸水位置を確認し穿刺部位を決定後、右わき腹下後方から麻酔注射をした後ドレイン。痛みはほとんどなかった。10分ほどでドレイン終了。800CC排出。全部は出せないし、出すと副作用があるかもしれないとのこと。色は濃い黄色でさらさらしているとのことで細菌性だとドロドロしているらしい。検査結果は後日。利尿剤を昨年処方されたが飲むのをやめてしまった。飲むようにしなさいという事で再度処方された。服用により数日で胸水は下がるらしい?

この数カ月ちょっとした動作で息切れがし疲れた。この胸水が原因だったのか?当日、夜間はトイレに2回だったので、改善されたのか? 足のむくみはまだある。

ここ数カ月の体調を記録しておく。

 胸水はおそらくまだ数百CCは体内にあると思うが、抜いたのですぐに息切れは良くなるのかと思ったらそうでもない。翌日あたりに多少改善されるのか?

ちなみにBNPのデータと判定基準



★心不全とは?

「心不全」は病名ではなく、心臓が衰えた状態をあらわす「症候名」です。

  心臓のポンプ機能が低下するために全身に十分な酸素が送れず、全身の血流が滞るため、その結果として身体にさまざまな症状がでるものをいいます。  

  心不全のおもな症状として

  • 階段や坂道をのぼると息が切れる
  • 少し動いただけでも疲れる
  • 体がむくみやすい
などがあげられます。  

  心不全の原因となる疾患はさまざまで、心筋梗塞、弁膜症、高血圧による心肥大、さらに不整脈などがあり、その他にも心筋症や肺高血圧症と、その原因は多岐にわたります。糖尿病や、睡眠時無呼吸症候群も心不全を引き起こす危険因子となります。 また、乱れた生活習慣や肥満、加齢、飲酒、喫煙、過労、ストレスなども危険因子としてあげられます。

★心不全の分類

心不全は、状態が安定しているか否かによって、慢性心不全と急性心不全に分類することができます。

 ●慢性心不全

  • 状態は安定している
  • 徐々にあらわれ、長期間持続する
  • 高血圧、心臓弁膜症、肥満などが原因であることが多い  

 ●急性心不全

  • 状態が急激に悪化する 
  • 過労、ストレス、他の病気などが引き金になることがある
  • 突然死の原因になることもある

★心不全の症状

  十分に血液(酸素)を送り出せないので・・・

  • からだに必要な酸素が足りなくなり息切れがしたり疲れやすくなります
  • 細い血管に血液が行き渡らなくなるので手足の先が冷たく、肌の色が悪くなります。

      血液をうまく体中にまわせなくなるので・・・

  • 血液がスムーズに流れないので、臓器に水分がたまりやすくなります
  • 立っている状態が長いと、とくに足の甲やすねのあたりがむくみます
  • 肺に血がたまる(肺うっ血)と水分が肺にしみだし、さらに進むと酸欠状態になるので、安静にしていても呼吸が困難になる。
  • 心臓が大きくなります。
  • 消化器症状として食欲不振、腹部膨満感ぼうまんかんも起こります。
  • 腎臓の血流が減るため尿の量が減り、からだ全体に水分がたまって体重が増えます。
  • 夜間にはトイレに行きたくなり、何度も目が覚めてしまうことがあります

★心臓の検査にはどんな検査があるの

1.胸部レントゲン
心臓の大きさや形をチェックします。心臓が大きくなった様子や、肺に水がたまり写真上に白く映る状態(肺うっ血)が見つかることがあります。
2.心電図検査
心臓の壁が厚くなっていないか、狭心症や心筋梗塞がないか、不整脈がないかを調べます。
3.心臓超音波検査(心エコー)
心臓の動きは十分か、排出量がどの程度なのかなどを詳しく調べます。
心不全の原因として心臓にどんな病気があるのかを調べます。治療効果をみるときにも使われます。
4.心臓カテーテル検査
足のつけ根や腕の動脈から細い管(カテーテル)を入れて造影剤と呼ばれる写真に写る液体を冠動脈の中に流し、心臓の血管に狭いところがないかや、心臓の機能を評価します。
5.血液検査
心臓に負荷がかかると合成、分泌されるBNP(脳性ナトリウム利尿ペプチド)という物質を測ります。心臓病(特に心不全)の重症度をみるためにも有用な検査です。

★BNPとは?

 BNPとは心臓(おもに心室)から分泌されるホルモンで、利尿作用、血管拡張作用、交感神経抑制、心肥大抑制などの作用があり、心筋を保護するように働きます。心臓に負荷が増えたり心筋の肥大がおこると増加するので、血液中の濃度を調べることで、心臓の状態がわかります。   


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